
新築やリフォームの完成後、いざ住み始めてから「ああっ、ここにもう少しコンセントをつけておけば良かった…」と後悔する声は少なくありません。部屋中が延長コードだらけになってしまうのは、できれば避けたいですよね。
この記事では、コンセントの位置決めで失敗しないための考え方と、見落としがちな「後悔しやすいポイント10選」をわかりやすく解説します!
「たくさんつけておけば大丈夫」は半分正解、半分不正解!

コンセントの数が足りなくなる事態を恐れて、「とにかくたくさん配置しておこう」と考える方は多いかもしれません。
しかし、この考え方は半分正解で、半分不正解です。むやみに数を増やしても、家具の裏に隠れて使えなかったり、まったく家電を使わない場所にあったりすれば意味がありません。
最も重要なのは、「必要なところに必要なコンセントを配置する」という考え方です。完成後にコンセントを増設しようとすると、壁の穴あけや配線工事が必要になり、多大な費用と手間がかかってしまいます。だからこそ、最初の計画が肝心なのです。
失敗しない!コンセント計画を立てる4つのステップ

では、どのようにコンセントの位置を決めれば良いのでしょうか?「どんな暮らしをしたいか」を起点に、以下の4つのステップで考えてみましょう。
- 具体的にイメージする
「どの部屋で、どんな家電を使うのか」をリストアップします。 - 一日をシミュレーションする
図面をただ眺めるだけでなく、「朝起きてから夜寝るまでの一日」を頭の中で歩いてみるのがコツです。 - 生活動線から洗い出す
「朝の洗面所でドライヤーを使う」「日中はダイニングでPC作業」「夜はベッドでスマホを充電」など、生活の流れから自然と必要になる場所を特定します。 - 将来を見据える
今の生活だけでなく、将来的に電気自動車(EV)を導入する可能性など、数年先の暮らしも考慮しましょう。
新築で後悔しやすい!コンセント位置チェックリスト10選

ここでは、実際に見落としがちで「後悔しやすいコンセント位置」を10箇所ご紹介します。ご自身の図面や生活スタイルと照らし合わせてチェックしてみてください。
- 1. ソファの近く:スマホやPCの充電、夏場のサーキュレーターなどに重宝します。
- 2. テレビの裏:テレビ本体だけでなく、レコーダー、ゲーム機、Wi-Fiルーターなどで多く必要になります。壁掛けテレビの場合はアンテナやLAN配線の位置も重要です。
- 3. ダイニングテーブル周辺:在宅ワークでのPC電源や、ホットプレートなどの調理家電を使う際にあると便利です。
- 4. キッチンカウンター:ミキサーやコーヒーメーカーなど、一時的に使う家電の電源として活躍します。
- 5. パントリー(食品庫)の中:コードレス掃除機の充電、セカンド冷凍庫、防災用品の充電スペースとして見落としがちなポイントです。
- 6. ベッドの両側:夫婦それぞれのスマホ充電や、加湿器、間接照明に。ベッドを置いたときに塞がらない高さ・位置にすることが大切です。
- 7. 洗面所:ドライヤー、ヘアアイロン、電動歯ブラシのほか、室内干し用の除湿機やサーキュレーターを使う場合にも必要です。
- 8. 玄関・シューズクローク:電動自転車のバッテリー充電、靴乾燥機、高圧洗浄機などに役立ちます。
- 9. 屋外・庭・駐車場:BBQや芝刈り機、防犯カメラのほか、将来の電気自動車(EV)充電用の設備としても検討しておきましょう。
- 10. 掃除機・ロボット掃除機の充電場所:収納の中や階段下など、あらかじめ「生活感を隠せる場所」に確保しておくのがおすすめです。
(補足)「見栄え」と「最新設備」も意識しよう

コンセント計画では、使い勝手だけでなく「見栄え」も意識することが大切です。例えば、掃除機などの充電器が常にリビングから見える場所にあると、空間のノイズになってしまいます。「充電しながら隠せる場所」を条件に探してみましょう。
また、一般的な電気設備メーカー(パナソニックなど)の公式サイトでも、使いやすい配線計画や、空間に馴染むデザイン性の高いスイッチ・コンセント、将来に向けた電気自動車の充電設備などが紹介されています。最新の設備情報も参考にしながら、後悔のない住まいづくりを進めてくださいね。
まとめ

- コンセントは「数」より「位置」が重要
- 朝から晩までの生活動線をシミュレーションして配置を決める
- 家具の配置や、将来のライフスタイルの変化(EV導入など)も考慮する
- 生活感を隠すための「充電スペース」をあらかじめ確保する
「ここにあれば…」という後悔をなくすために、ぜひご家族で「新しい家での暮らし」を楽しく想像しながらコンセント計画を立ててみてください!