引っ越しの荷物を入れる前に、確認すべきことがある?

引っ越しの準備でバタバタしていると、つい荷造りや手続きばかりに気を取られがちですよね。しかし、新居での生活をスムーズに始めるためには、「家具や荷物を運び込む前」にやっておくべき重要な確認事項があります。
新築物件などでは、引き渡し前に「施主検査(せしゅけんさ:建物の完成時に注文者が立ち会って、傷や不具合がないかを確認する作業のこと)」が行われるのが一般的です。しかし、いざ荷物が入ってしまうと、床や壁が隠れてしまい、再度確認することが難しくなってしまいます。
この記事では、新居に何もない状態だからこそやっておくべき準備や確認事項、そして忘れがちな引っ越し手続きについて分かりやすく解説します。
荷物搬入前にやっておきたい幾つかのステップ

引っ越し後の「やっておけばよかった…」という後悔を防ぐため、荷物が入る前に以下のポイントをチェックしておきましょう。
1. 家全体の写真撮影と傷・汚れのチェック
まずは、床、壁、天井、水回り、収納などの写真を撮っておきましょう。家具を置いた後では見えなくなるコンセントの位置や、初期状態の記録として大変役立ちます。
同時に、クロス(壁紙)の剥がれや床の傷などがないかを確認し、「何かおかしいな」と思ったら写真を撮って早めに施工会社や管理会社へ報告することが大切です。
2. 家具・家電の設置場所と搬入経路の確認
ソファやベッド、冷蔵庫などの大型家具・家電を置く場所を具体的に確認します。また、玄関だけでなく、廊下、階段、室内ドアの幅を計測し、問題なく通れるか(搬入経路)をチェックしておくことで、引っ越し当日のトラブルを防げます。
3. カーテン・ブラインドと照明器具の準備
引っ越し当日の夜から外の視線を遮れるよう、事前に窓のサイズを測ってカーテンなどを準備しておきましょう。特に1階の窓は優先して対策することをおすすめします。
また、自分で照明を用意する場合(施主支給)は、初日の夜に真っ暗で困らないよう、寝室や子ども部屋などの照明を取り付けておきましょう。
4. Wi-Fiルーターとエアコンの位置決め
インターネットを利用するためのWi-Fiルーターの設置場所を決めます。収納内に隠す場合は、電源やLAN配線があるか確認が必要です。
エアコンについても、室内機・室外機の位置や配管ルート、コンセントの位置、カーテンとぶつからないかなどを、家具の配置も想定したうえで決めておきましょう。
5. 防虫・防カビ対策と書類の整理
「新築だから虫やカビとは無縁」と思い込まず、水回りや収納内部の換気を行い、清掃しやすい環境を作っておきましょう。市販の防虫・防カビ剤を使う場合は、建材に悪影響がないか事前に確認すると安心です。
また、給湯器やキッチンなどの「取扱説明書・保証書」は、いざという時にすぐ見つけられるよう1箇所にまとめて保管しておくのがおすすめです。
+α:家族で「家の使い方」を共有する
収納場所やゴミ箱の位置、スマートフォンの充電スペースなど、家族全員で新しい家の使い方を事前に話し合っておくと、新生活がより快適にスタートできます。
忘れがちな「行政・インフラ」の手続きもスムーズに

現地での確認と合わせて、引っ越しに伴う手続きも早めに済ませておきましょう。最近はオンラインで便利に手続きできるサービスが増えています。
引越し手続オンラインサービス(マイナポータル)
マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナポータルを通じてオンラインで「転出届」の提出と「転入予約」が可能です。これまでのように旧住所の役所へ行く手間が省け、転入先(新住所)での手続きもスムーズになります。(※転入先の窓口には必ず行く必要があります)
郵便物の転居・転送サービス
日本郵便の「転居・転送サービス」を利用すれば、旧住所あての郵便物を1年間、新住所に無料で転送してもらえます。スマートフォンから「e転居」を使えば、24時間いつでも最短5分で申し込みができるため、早めに手続きをしておきましょう。
まとめ

引っ越しは荷物を運ぶだけが準備ではありません。「入居前の何もない状態の写真を撮る」「家具を置く場所をきちんと確認する」といったひと手間が、その後の暮らしの快適さを大きく左右します。
- 荷物が入る前に、写真撮影や傷のチェックを行う
- 家具の配置や搬入経路、カーテン・照明などの生活インフラを整える
- マイナポータルやe転居を活用して、行政・郵便の手続きを効率よく済ませる
やっておいて損はありません!ぜひ、引っ越し前のスケジュールに「入居前チェック」の時間を組み込んで、気持ちよく新生活をスタートさせてください。
参考資料
- デジタル庁:引越し手続オンラインサービス
- 日本郵便株式会社:転居・転送サービス
