2階へ上がる階段の段数って決まってる?理想の段数と建築基準法を解説

「新築で家を建てるけれど、2階に上がる階段の段数ってどれくらいが普通なの?」「法律で決まりはあるの?」といった疑問をお持ちではありませんか。
毎日上り下りする階段は、安全性や使い勝手に直結する重要な部分です。結論から言うと、一般的な2階建て住宅では「14段」が最も主流とされています。また、建築基準法によって最低限の寸法も定められています。
この記事では、階段の段数に関するルールや、段数ごとの特徴について分かりやすく解説します。
建築基準法による階段のルール

実は、階段の寸法については「建築基準法」という法律で最低限の基準が定められています。一般住宅の場合、以下の数値が基準となります。
- 蹴上げ(けあげ:1段の高さ):23cm以下
- 踏み面(ふみづら:足を乗せる板の奥行き):15cm以上
ただし、これはあくまで「最低基準」です。この法律ギリギリの寸法で階段を造ると、非常に急勾配で危険な階段になってしまいます。そのため、実際の注文住宅などでは、より安全性を高めるために余裕を持たせた設計(14段以上)が推奨されています。
2階へ上がる理想の段数は「14段〜15段」

現在の日本の戸建て住宅では、1階の床から2階の床までの高さ(階高)が約2.8m〜3.0mに設計されることが多くなっています。
この高さに対して、上り下りのしやすさ、安全性、そしてスペースやコストのバランスを考慮した結果、14段(14段目で2階に上りきる設計)または15段が最も多く採用されています。
段数ごとの特徴と1段あたりの高さ

階段の段数を変えると、1段あたりの高さ(蹴上げ)が変わり、上りやすさや必要なスペースが大きく変化します。それぞれの特徴を見てみましょう。
13段(昔の住宅に多い)
1段の高さが約21.5cm〜23cmとなり、やや急に感じられる段数です。昔の日本の住宅でよく見られました。階段下のスペース(トイレや収納など)の高さをできるだけ高く確保したい場合に選ばれることがあります。
14段〜15段(現代の主流)
現代の新築住宅で最も標準的な段数です。1段の高さが約20cm前後になり、大人から子どもまで比較的安全に上り下りできる理想的なバランスと言えます。
16段〜18段(バリアフリー向け)
1段の高さが約16.5cm〜18cmと非常に緩やかになります。老後を見据えたバリアフリー住宅や、2階にリビングがある家などで選ばれる段数です。ただし、階段自体の面積(マス目)を多く使うため、間取りの調整が必要になります。
まとめ
階段の段数について、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 建築基準法で最低基準(蹴上げ23cm以下、踏み面15cm以上)があるが、ギリギリだと急で危険
- 現代の2階建て住宅では、安全性とバランスに優れた14段〜15段が主流
- 段数を減らすと急になり、増やすと緩やかになるがスペースが必要になる
これから家づくりやリフォームを検討されている方は、ご家族の年齢やライフスタイルに合わせて、無理なく上り下りできる安全な段数を選んでみてください。
