最近、SNSなどで「これからは断熱等級7一択!」「等級7にしないと後悔する」という声をよく耳にしませんか?

確かに、断熱等級7は素晴らしい性能です。
冬は暖かく夏は涼しく、冷暖房費も抑えられ、ヒートショックの予防にも繋がります。 しかし、「すべての人に絶対必要か」と言われると、僕はそうではないと考えています。

なぜなら、断熱等級を6から7へ上げようとすると、建築コストが急激に跳ね上がるからです。
等級5から6に上げる時とは異なり、窓や断熱材の強化、施工の手間で一気にコストが上昇します。
性能を追求するあまり予算オーバーになり、収納や外構(お庭)を妥協したり、無理な資金計画になってしまっては本末転倒です。

家づくりで何より大切なのは「バランス」です。
断熱性能だけでなく、耐震、気密、間取り、そして太陽の光や熱に素直な家づくりをする「パッシブ設計」など、総合点で考える必要があります
実は、断熱性能が高すぎると、夏の直射日光が室内に入り込んだ際、熱が外に逃げにくくなるという怖さもあるのです。

僕たちが活動する奈良県のような地域では、東北や北海道のような寒冷地とは気候が異なります。
その土地の気候やご家族の予算、暮らし方に合わせて、等級6でいかに快適に暮らせるかを考えることも十分に可能です。

数値を競う「性能競争」ではなく、住んでから快適に過ごせる「暮らしづくり」を意識して、ご家族にとって最適な選択をしていきましょう!

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