ネットの情報、すべて信じていませんか?

現代は情報化社会になり、SNSやインターネットを通じて家づくりに関するさまざまな情報が簡単に手に入るようになりました。
しかし、
その情報は発信者にとっては正解だったかもしれませんが、あなたにとっても本当に有益な情報でしょうか?
巷にあふれる情報がすべて自分に当てはまる訳ではないことを、しっかりと考える必要があります。間違った情報や一時的な流行に流されてしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔する原因になりかねません。
この記事では、家づくりのプロである設計士が「絶対にやらない」10のポイントをご紹介します。情報を正しく取捨選択し、あなたにとって本当に暮らしやすい家をつくるための参考にしてください。
設計士が絶対にやらない家づくり【お金・会社選び編】
1. 坪単価だけで住宅会社を決めない
住宅会社を比較する際、「A社は坪単価80万円、B社は70万円、C社は60万円」といった数字だけで決めるのは危険です。なぜなら、会社によって含まれる標準仕様(断熱・気密性能、設備のグレード、付帯工事など)が全く異なるからです。
一般的な考え方として、初期費用が抑えられるローコスト住宅(坪単価30万~60万円程度)を選ぶ場合でも、プラン変更やオプション追加で結果的に割高になることがあります。また、初期費用が安くても、後々のメンテナンス費用(ランニングコスト)が高くついては本末転倒です。表面的な坪単価ではなく、
総額と中身(トータルコスト)で判断することが大切です。
2. 「借りられる上限」まで住宅ローンを組まない
「銀行でいくら借りられるか」を基準に予算を立てるのは避けましょう。家を建てた後も、税金、保険、家の維持費、教育費、生活費など様々な費用がかかります。「借りられる額」ではなく、
「毎月いくらなら無理なく返済できるか」を基準に予算を設定することが、将来の安心につながります。
3. 住宅会社に全部お任せにしない
家づくりをプロに任せきりにするのはおすすめしません。なぜなら、その家に長く住むのは施主であるあなた自身だからです。「朝が忙しい」「休日は家でのんびり過ごす」など、自分たちのリアルな暮らし方や希望をしっかりと言葉にして伝え、設計士と二人三脚で家づくりを進める姿勢が重要です。
設計士が絶対にやらない家づくり【土地・間取り編】
4. 「南向き=良い土地」と決めつけない
「家を建てるなら南向きの土地が良い」というイメージが強いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。方角だけでなく、周辺環境、外からのプライバシー確保、そして自分たちの希望する間取りがその土地にうまく収まるかなど、総合的な視点で判断することが求められます。
5. 流行の間取りをそのまま真似しない
SNSで人気の間取りを取り入れたからといって、快適に暮らせるとは限りません。大切なのは「人気かどうか」ではなく、
「自分たちの生活スタイルに合っているか」です。情報を鵜呑みにせず、「自分たちの暮らしに本当に必要か?」と一度立ち止まって取捨選択することが失敗を防ぐコツです。
6. とりあえず広いLDKにしない
「LDKは20畳以上ほしい」など、数字(広さ)だけを求めてしまうと、収納や玄関、洗面所といった他の重要な空間を犠牲にしてしまうことがあります。「何畳あるか」よりも「その空間をどう使うか」を重視し、家事動線や生活のしやすさとのバランスを取りましょう。
設計士が絶対にやらない家づくり【収納・デザイン・設備編】
7. 収納を「多ければ良い」と考えない
収納スペースは多いに越したことはないと思われがちですが、やみくもに増やすと居住スペースを圧迫し、かえって使いにくい家になってしまいます。
「何を、どこで使うか」から逆算して、適切な位置に必要なサイズの収納を配置することが、片付けやすい家づくりの基本です。
8. デザインを優先して暮らしを犠牲にしない
見た目のおしゃれさを追求するあまり、「かっこいいけれど暮らしにくい家」になってしまっては意味がありません。プロの設計士は、デザインのために生活の快適さを犠牲にすることはありません。「暮らしやすい設計にした結果として、自然とかっこいい家になる」という順番を意識しましょう。
9. 家が完成してから家具を考えない
家が完成してから家具を買いに行くと、「置きたかったソファが入らない」「思ったより部屋が狭く感じる」といった失敗が起こりがちです。設計の段階で、置きたい家具のサイズや配置を想定し、スムーズな動線を確保しておくことが大切です。
10. コンセントを後回しにしない
コンセントの位置や数は、家が完成した後に変更するのが非常に困難です。設計段階で、家具や家電の配置、そして毎日の生活動線とセットで一つずつ丁寧に決めていく必要があります。
まとめ:あなたにとっての「正解」を見つけよう

家づくりにおいて、すべての要望を詰め込む「足し算」ばかりでは、予算もスペースも足りなくなってしまいます。本当に大切なのは、「何をしないか」「何を削るか」を見極める
「引き算」の家づくりです。
巷にあふれる情報に振り回されず、10年後、20年後も無理なく快適に暮らせるかを見据えて、あなたと家族にとっての「正解」を見つけてください。
参考資料
参考リンク
👇家づくりセミナーやモデルハウス見学のご予約はこちら