アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシはどっちがいい?後悔しない窓の選び方

家づくりにおいて、快適な暮らしを大きく左右するのが「窓」の存在です。「アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシ、どちらを選べばいいの?」と悩んでいませんか?

結論から言うと、現在の製品はどちらも非常に高性能であり、「2つの窓の特徴を理解して、間取りやデザインなどのプランニングに合わせて選ぶ」のが正解です。

この記事では、アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシの違いを6つのポイントで分かりやすく比較し、あなたに合った窓の選び方を解説します。

新築で主流となっている2つの窓

日本の住宅で使われている窓には、主に「アルミサッシ」「樹脂サッシ」「アルミ樹脂複合サッシ」「木製サッシ」の4種類があります。

その中でも、現在の新築住宅でメインに選ばれているのが以下の2つです。

  • 樹脂サッシ:窓枠の内側も外側も、すべて樹脂(プラスチックの一種)でできている窓。近年採用が増えています。
  • アルミ樹脂複合サッシ:外側に耐久性の高いアルミ、内側に断熱性の高い樹脂を組み合わせたハイブリッド型の窓です。

アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシを6つのポイントで比較

それでは、具体的にどのような違いがあるのか、6つの観点から比較してみましょう。

1. 耐久性

アルミは紫外線に強く、劣化しにくい性質を持っています。一方、樹脂はかつて紫外線に弱いとされていましたが、最近の商品は大きく改良されており、現在ではどちらを選んでも耐久性に大きな差はありません。

2. 強度

素材そのものの強度は、金属であるアルミの方が優れており、変形しにくいのが特徴です。樹脂は素材自体が柔らかいため、強度を保つために窓枠を分厚く作る必要があります。

3. デザイン(意匠性)

強度の違いは、見た目にも影響を与えます。

  • アルミ樹脂複合サッシ:アルミの強度を活かして窓枠を細くできるため、スッキリとしたスタイリッシュなデザインになります。(例:LIXILの「TW」シリーズなど)
  • 樹脂サッシ:強度を出すために枠が太くなるため、同じサイズの窓でもガラスの面積が少し小さくなります。

大きな窓では気になりにくいですが、細長いスリット窓などでは見た目の違いがはっきりと出ます。

4. 断熱性

「樹脂サッシの方が暖かいのでは?」と思うかもしれませんが、カタログ上の数値的な断熱性能に関しては、現在のアルミ樹脂複合サッシも非常に優秀で、両者にほとんど差はありません。

5. 結露のしやすさ

熱を伝えにくい素材である樹脂サッシの方が、基本的には結露しにくいと言えます。アルミ樹脂複合サッシも構造の工夫により結露しにくく作られていますが、家全体の気密・断熱性能や湿気対策がしっかりと行われていることが重要になります。

6. 価格

価格については、依頼する建築会社や工務店によって異なります。会社ごとに得意な仕入れ先があるため、どちらを選んでも価格差がほとんどないケースもあります。詳しくは担当者に確認してみましょう。

窓選びのもう一つの鍵「ガラスの仕様」

サッシの枠だけでなく、中に入る「ガラス」の選び方も重要です。ガラスには大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 断熱型:室内の暖かい空気を逃がさず、冬の低い日差しを取り込むのに適しています。
  • 遮熱型:外からの熱を遮断し、夏の強い日差しで室内が暑くなるのを防ぐのに適しています。

深い軒(のき)があって夏の直射日光を遮れる間取りなら「断熱型」を、敷地の都合で軒が出せない南側の窓などには「遮熱型」を選ぶといったように、日射をコントロールする設計(パッシブ設計)ができているかが選択の基準になります。

まとめ:プランニングに合わせて最適な窓を選ぼう

アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシの比較について解説しました。要点は以下の通りです。

  • どちらのサッシも高性能で、どちらを選んでも間違いではない
  • スッキリとしたデザインや強度を重視するなら「アルミ樹脂複合サッシ」
  • 結露のしにくさを最優先するなら「樹脂サッシ」
  • サッシだけでなく、日射を計算してガラス(断熱・遮熱)を選ぶことも重要

窓は家の性能を大きく左右する重要なパーツです。ご自身の生活スタイルや、建物の間取り、デザインの好みに合わせて、設計士や工務店としっかり相談しながら決めていきましょう。

参考資料

参考リンク

 

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