秋が深まり寒くなってくると、暖房計画に関するご相談が一気に増えてきます。
最近ネットやSNSで「床下エアコンはやめとけ」「後悔する」という言葉をよく見かけませんか?
プロの目線から結論をお伝えすると、正しい設計と十分な住宅性能が揃っていれば、床下エアコンは冬の暮らしを劇的に快適にする最高の暖房選択肢になります。
床下エアコンとは特殊な設備ではなく、市販の一般的なルームエアコンを基礎床下に設置する仕組みです。
基礎内を温めることで足元から家全体をじんわり包み込み、温風が直接当たらず、将来の買い替えコストも圧倒的に安く抑えられるメリットがあります。
それなのに「やめとけ」と言われてしまう理由は主に2つあります。
- 設計・施工ノウハウのない会社が失敗するから 基礎断熱や空気の通り道、センサー調整などの専門知識がない会社が適当に設置すると、「全然温まらない」「途中で止まる」といったトラブルが起きてしまいます。
- 夏場に冷房として使って結露させてしまうから 冷たい空気は床下に溜まりやすいため、夏に冷房利用すると結露が発生し、カビや構造劣化の原因になります。冬の暖房専用として使うのが鉄則です。
また、「エアコンと床暖房の両方が必要」と提案される家は、そもそも家の断熱・気密性能が低い可能性が大です。
高気密・高断熱な住宅であれば、暖房設備は1台だけで家全体を十分温められます。
床下エアコンの失敗は設備のせいではなく、間違った設計や使い方が原因です。
正しい知識を身につけて、後悔のない快適な家づくりを実現しましょう!